神奈川県相模原市の中古自転車店「再来(さいくる)」ホームページ

2004年12月31日

一月三日までお休みです

いろいろあった一年でした。
忙しかった一年でした。
でも、何とか年を越せそうです。

みんなの力をいただきました。
その力が、わたくしの勇気となり、活力となりました。

来年も休むことなく、仕事に励みます。
家族があり、従業員がいて、借金もあります。

三月に「再来」を開店してから、年をまたぐこととなります。
おかげさまで、ほとんどがリピーターとご紹介のお客さんになりました。
お客様に喜んでいただくことが、何より一番大事だと考えております。

来年も、お客様本位の、買って、乗って、喜んでいただける店作りを心がけ、
中古自転車をつくり続けたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

再来 店主 藤井清

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2004年12月29日

フォルクスワーゲン 流行は追わない

こんなタイトルのコマーシャルがある。

欧州人(特にドイツ人)の頑固さをあらわしていると思う。
これと決めたらとことん貫き、変更はできるだけマイナーチェンジにとどめ、
周りの変化にも、容易に左右されない、ということだろう。

方や、日本はどうだろう。日本人はどうだろう。

メーカーは一年一年、いや、半年くらいで、新製品を発表。
テレビを始め、メディアは、人々の頭の中に、これでもか、これでもかとCMを繰り返し、
タレントを次々と繰り出し、その製品の名前を連呼させる。

人々は、今使っている製品を使い続けるのが間違っているかのような錯覚に陥り、
それを手に取り、そして、自分のものにする。

最先端の製品をもつこと、使うこと、見せびらかすこと、
これが何かのステイタスのように感じ、
満足し、優越感に浸り、みんなと一緒だと安堵する。

高いもの、新しいもの、みんなと一緒のもの、
これが文化だと思っている。

自転車に置き換えると、
日本の自転車乗りは、Dura Ace ・XTR・XTにあこがれ、
カーボン・チタン・アルミに乗る。


「個性」という言葉がある。
「高い、新しい、みんなと一緒」とは、まったく違う。

自転車の楽しみは、一人一人違うはず、
来店されるお客様、一人一人に合った自転車選びを心がけ、
アドバイスしていきたい。
個性を活かせる自転車を選んであげたい。

堅い話で申し訳ない。

要するに、
お客様一人一人に自転車を楽しく乗ってもらいたい。
そのお手伝いがわたくしの仕事だと、考えさせられた言葉でした。


 

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2004年12月26日

裸の大将

彼とは一度話をしたかった。

ここ相模原に来てからも、その前の厚木で中古自転車の工場にいたときも、 車で厚木や相模原を走っていたときも、

彼は私の目の前を自転車に乗り、「裸で」走リ過ぎていった。

その走り方を見て、「自転車が好きなんだろうな」

そして、「何でいつも裸なんだろう」と、ず〜と思っていた。

 

その彼がやってきた。

 

「パ、パンクを直してください」

 

初めて聞く、彼の声。

「いつも裸で走っているよね?」

「お、お母さんは白いけど、ぼ、僕は体が黒いです」

ちょっとこけた。

わたくしがパンクの修理をしている間、彼は話し始めた。

「ぼ、僕は心臓が悪いんです。一月に入院します。お酒も飲めるんです。25歳です。

自転車は大好きです。」

10分くらいで修理は終わり、

「800円です。」

彼はお金を数え始めた。

「300円足りません。」

「こんど通った時でいいから、持ってきてね。」

 

彼のライディングフォームはすばらしい。

シティータイプの自転車なのに、ロードレーサーに乗っているように見えるくらい。

12月の今日は、さすがにジャンパーを着ていたけれど、

真っ黒に日焼けして、裸で自転車に乗っている男の人を見たら、きっと彼です。

来月入院すると言っていたけれど、来年も元気で自転車に乗る彼の姿を見てみたいものです。

 

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2004年12月25日

いつまでもお元気で

昼ごろのこと。
ひとりの白髪のご老人が、店頭の自転車をながめておられる。
見ると、ブリヂストンのスポーツ車。
「どうぞ乗ってみてください」と、わたくし。
「いいのかい」と、ご老人。
「どうぞ、どうぞ」

思いのほか、いい姿勢で、すいすい。
「これ、もらうよ」
と、すぐに決まった。

「15000円です。」
「そんなに安くていいの?」

伺うと、もうすぐ80歳になられるとのこと。
「ダイエーで自転車売り場のアルバイトをしたことがあるんだ」
「もう20年くらいになるかな」
そのころから、こんな軽い自転車に乗ってみたかったとのこと。

サドルの高さを調整し、折りたたみの仕方を説明し、フレンチバルブの空気の入れ方を説明した。
鍵はサービス。防犯登録料も、15000円の込みにした。

「あんな年のとり方がしたいです」と、アルバイトの宮城君。
ご老人の笑顔がさわやか。
とっても気分がいい。

みんないい笑顔になった。

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2004年12月24日

運の悪い人、そして店も・・・

中古自転車店「再来」は、神奈川県相模原市に、今年3月に開店しました。
すでに、2500台近くを販売いたしましたが、本日、その中でも一番運の悪いお客様がご来店、そして自転車をご購入されました。

朝一番のことでした。
ひとりの若者、背が高いのですが、なぜか、ちょっと陰気くさい感じ。
「これください」
「自転車代金3500円、防犯登録料500円と、後ろの鍵(馬蹄錠)500円の合計4500円になります。」と話をしていると
「急いでいる。すぐ乗れる?」
と来たので
わたくし、「5分で大丈夫」
若者、「じゃあ」
と商談成立。

30分くらいたったでしょうか、電話がかかってきました。
「さっき買った自転車、パンクした。」
先ほどの若者でした。
わたくし、「面倒でしょうが、店まで持ってきて」
若者、「ええっ!」

昼過ぎに若者は来店した。
わたくしは、近くの食堂で昼食中でした。
アルバイトの山本さんが、食事中のわたくしに
「前輪が駄目になってる。どうしよう」
さっき売ったばかりの自転車の前輪が壊れるはずはないのに、どうしたことか。
「ほかの自転車から前輪をはずして、取り替えてあげて」
と、わたくし。

食事が終わって店に帰り、どんな事情かよく聞いてみると、
金属片が刺さっていて、タイヤが駄目になっていたので、タイヤとチューブ交換をしたとのこと。
こちらの責任ではないけれど、買った直後のパンクなんて、「運の悪い人だなぁ」と話していたところ、
「この自転車、後ろのタイヤも擦り切れてて、前のブレーキも変だ」
と、あの若者。
こりゃまたどうしたことかと、自転車を見ると、
前輪のブレーキシューが片方なく、後輪のタイヤが、一部だけ磨り減っている。
あっ これはこちらの責任だ。
「時間ある? 取り替えるからね」
先ほどは若者の運が悪くパンクし、今度は、こちらの見落としとは、
この自転車は何かおかしい。
20分くらいで後輪のタイヤをを交換し、ブレーキシューをつけ、
すべて無料で一件落着。

もともと見た目からして傷が多く、磨く手間も相当かかり、
リサイクルせずに、輸出に回そうと考えていたものの、なぜか間違って磨いてしまい、
店頭に出てしまった自転車だった。
手間がかかるのとは反対に、通常5000円以上つける値段も、破格の3500円
「売れればいいか」くらいの気持ちでつけていた。
若者にとっても災難だったに違いないが、店にとっても、
前輪・後輪のタイヤを換えるなんて、3500円ではとても合う話ではない。
ともあれ、大事にはならず、よかったのかなぁ と、無理やり自分自身を納得させたのでありました。

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posted by fiets at 03:01| Comment(5) | TrackBack(0) | 中古自転車店「再来」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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